ハングルを韓国語の約60~70%を占める馴染み深い漢字語から芋づる式に学ぶ【音声付】

韓国語(ハングル)の文法・活用の用例集


現在地 : 過去形(~した、~かった)

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過去形(~した、~かった)

韓国語(ハングル)の「過去形(~した、~かった)」は、語幹の最後の文字の母音が何か?によって、次のように作ります。

陽母音(ㅏㅗ) : 動詞・形容詞の語幹 + 았다
陰母音(以外) : 動詞・形容詞の語幹 + 었다
하다動詞:하다を했다に変える

ヘヨ体の丁寧形にする場合
過去形の語幹「았(았다)」「었(었다)」は、陽母音(았)と陰母音(었)ですが、例外的に両方共(陰母音の場合の)「어요」が付きます。つまり、「았아요」とはなりません。
陽母音(ㅏㅗ) : 動詞・形容詞の語幹 + 았어요
陰母音(以外) : 動詞・形容詞の語幹 + 었어요
하다動詞:하다を했어요に変える
ハムニダ体の丁寧形にする場合
過去形の語幹「았(았다)」「었(었다)」は、ともにパッチムがありますので、「습니다」をつけます。
陽母音(ㅏㅗ) : 動詞・形容詞の語幹 + 았습니다
陰母音(以外) : 動詞・形容詞の語幹 + 었습니다
하다動詞:하다を했습니다に変える
過去の尊敬表現
ちょっと発展してみましょう。動詞・形容詞の尊敬文はすでに出てまいりました。
動詞・形容詞の語幹 + (으)시다   ※(으)はパッチムある場合
これをヘヨ体の尊敬の表現にしてみましょう。
1.過去形にします
  動詞・形容詞の語幹 + (으)시었다
2.ヘヨ体にします
  動詞・形容詞の語幹 + (으)시었어요
3.「시었」が縮約されて
  動詞・形容詞の語幹 + (으)셨어요
縮約について
ヘヨ体の丁寧形の表現と同じ要領で、語幹の末尾の文字と、活用語尾の最初の文字(았/었)が合体して縮約されることがあります
単語 意味 普通に活用させると 縮約法則 縮約して
가다 行く 가았다 ㅏ + ㅏ = ㅏ(아が脱落)
오다 来る 오았다 ㅗ + ㅏ = ㅘ
배우다 学ぶ 배우었다 ㅜ + ㅓ = ㅝ
보내다 送る 보내었다 ㅐ + ㅓ = ㅐ(어が脱落)
기다리다 待つ 기다리었다 ㅣ + ㅓ = ㅕ 기다

『過去形(~した、~かった)』の例

分類 基本形 過去形(~した、~かった)
パッチム、語幹末尾 品詞 母音
有(ㄹ) 形容詞 陽母音 달다(甘い) 달았다
甘かった
動詞 陽母音 살다(暮らす) 살았다
暮らした
陰母音 만들다(作る) 만들었다
作った
末尾「ㅡ」 으変則
母音「ㅡ」+「아/어」
形容詞 陽母音 바쁘다(忙しい) 바빴다
忙しかった
陰母音 예쁘다(かわいい) 예뻤다
かわいいかった
動詞 陽母音 모으다(集める) 모았다
集めた
陰母音 쓰다(使う、書く) 썼다
使った、書いた
有(ㅂ) ㅂ変則
パッチム「ㅂ」+「으/아/어」
形容詞 陽母音 반갑다(嬉しい) 반가웠다
嬉しかった
陰母音 어렵다(難しい) 어려웠다
難しかった
動詞 陽母音 돕다(助ける) 도왔다
助けた
有(ㄷ) ㄷ変則
パッチム「ㄷ」+「으/아/어」
動詞 陰母音 듣다(聞く) 들었다
聞いた
有(ㅅ) ㅅ変則
パッチム「ㅅ」+「으/아/어」
動詞 陽母音 낫다(治る) 나았다
治った
陰母音 젓다(混ぜる) 저었다
混ぜた
末尾「르」 르変則
「르」+「아/어」
形容詞 陽母音 빠르다(速い) 빨랐다
速かった
陰母音 부르다(いっぱいだ) 불렀다
いっぱいだった
動詞 陽母音 오르다(上がる) 올랐다
上がった
陰母音 서두르다(急ぐ) 서둘렀다
急いだ
有(ㅎ) ㅎ変則
パッチム「ㅎ」+「으/아/어」
形容詞 陽母音 까맣다(黒い) 까맸다
黒かった
陰母音 그렇다(そうだ) 그랬다
そうだった
하다動詞 動詞 공부하다(勉強する) 공부했다
勉強した