韓国語(ハングル)の「形容詞の婉曲(~のですが)」は、語幹の最後の文字にパッチムがあるかどうか?によって、次のように作ります。婉曲とは、相手に話をする時に「かど」が立たないように「穏やかな言い回し」を使ったり「露骨でなく遠まわしに言う」ことです。形容詞の連体形現在(ㄴ/은)を使って表現します。
※動詞の婉曲は直結型となります(別掲)。
パッチム無 : 形容詞の語幹 + ㄴ데요
パッチム有 : 形容詞の語幹 + 은데요
『形容詞の婉曲(~のですが)』の例
※1)달다について。
・「달다」の語幹「달」にはパッチムがありますので「은데요」がつきます。→달은데요
・ㄹ変則(ケース②)によって「으」が脱落しㄴだけが残ります→달ㄴ데요
・ㄹの後に「ㄴ」が続きますので、ㄹ変則(ケース①)によってㄹが脱落します→다 ㄴ데요
・結果、「단데요」になります。
※2)반갑다について。
・「반갑다」の語幹「반갑」にはパッチムが付いているので「은데요」がつきます。→반갑은데요
・ㅂ変則によって「ㅂ」が脱落して「우」をつけ、パッチム無の場合の語尾をつけます。→반가우ㄴ데요
・結果、「반가운데요」となります。